2026年の夏は、手足口病が全国で急増しています(地域によっては例年の同時期の数倍という報告も)。手足口病・ヘルパンギーナ・咽頭結膜熱(プール熱)は「夏かぜ」とも呼ばれ、0〜3歳の子どもがかかりやすく、7〜8月にピークを迎えます。この記事では、医療系の仕事をしているママの視点も交えて、3つの夏の感染症の症状の見分け方・おうちでのケア・受診の目安・登園のタイミングを、わかりやすくまとめました。
まずはひと目で。夏の3大感染症くらべ
① 手足口病
手のひら・足の裏・口の中に、小さな水ぶくれのような発疹ができるのが特徴です。おしりやひざに出ることもあります。熱は微熱程度で元気なことも多いのですが、口の中の発疹が痛くて食べたがらない・よだれが増えることがあります。
原因はエンテロウイルスで、ワクチンや特効薬はありません。多くは1週間ほどで自然に良くなります。ただし、高熱が続く・ぐったりする・水分がとれないときは注意が必要です。
② ヘルパンギーナ
突然38℃以上の高い熱が出て、のどの奥に水ぶくれや口内炎ができるのが特徴です。のどの痛みが強く、食事や水分をいやがることがよくあります。通常は2〜4日で熱が下がり、1週間ほどで回復します。こちらもワクチン・特効薬はなく、水分と休養のケアが中心です。
③ 咽頭結膜熱(プール熱)
発熱・のどの痛み・目の充血(結膜炎)の3つが特徴で、アデノウイルスが原因です。高い熱が数日続くことがあります。目やに・目の赤みが出たら、この病気を疑うサインです。
おうちでのケア|つらい口の痛みには「しみない工夫」を
夏の感染症は、口やのどの痛みで水分・食事をいやがるのが一番つらいところ。脱水を防ぐことが何より大切です。わが家でも意識しているのはこの3つです。
受診の目安|こんなときは早めに病院へ
保育園はいつから行ける?
夏の感染症は、「熱が下がり、いつも通り食事や水分がとれるようになったら」が登園再開のひとつの目安です。ただし、園や自治体でルールが違い、登園許可証が必要な場合もあります。発疹が残っていても登園できることもあるので、必ずかかりつけ医と保育園に確認してくださいね。
家族にうつさないために
ウイルスは症状が治まったあとも、便などから数週間ほど排出されることがあります。だからこそ、日ごろの対策が大切です。
- 手洗いをていねいに(特にトイレ・おむつ替えのあと)
- タオルの共有は避ける(家族で別々に)
- おむつの処理後はしっかり手洗い
【体験談】1歳のわが子が手足口病にかかりました
実は今まさに、わが家の1歳児が手足口病にかかっています。「手足口病は微熱程度のことが多い」と書きましたが、うちの子は初日にいきなり40度の高熱が出ました。実際にはこういうケースもあるので、「高熱=手足口病ではない」とは言い切れないのだと実感しました。
経過はこんな感じでした。
意外だったのが、発疹が「手・足・口」だけでなく、おしりや体全体にもたくさん出たこと。名前のイメージだけだと、判断に迷うかもしれません。
そして今、いちばんつらそうなのが口の中の水ぶくれです。食べ物を飲み込むたびに痛くて泣いてしまう——見ているこちらもつらくなります。この時期は「食べさせなきゃ」と焦らず、とにかく水分。しみないもの(麦茶・ゼリー・冷ましたおかゆなど)を、少しずつあげるようにしています。
同じように今まさに看病中の方へ。食べる量が減っても、水分がとれていて、おしっこが出ていれば、まずは大丈夫とされています。つらい時期ですが、多くは1週間ほどで回復に向かいます。無理せず、一緒に乗り切りましょう。
まとめ
手足口病・ヘルパンギーナ・プール熱は、0〜3歳が夏にかかりやすい”通る道”のような感染症です。特効薬はありませんが、水分をしっかりとって、しみない工夫をして、休むことで、多くは自然に回復していきます。あせらず、でも脱水や高熱のサインだけは見逃さないように見守ってあげてくださいね。
「これはうちだけ?」と不安なときは、同じ経験をしたママがたくさんいます。ひとりで抱え込まず、園やかかりつけ医も頼りながら、この夏を一緒に乗り切りましょう。
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📚 参考にした公的機関の情報
※本記事は一般的な情報をまとめたものです。症状の判断に迷うときは、かかりつけ医や子ども医療電話相談(#8000)にご相談ください。



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