夏はプールや水遊びが楽しい季節。でも同時に、子どもの水の事故がもっとも増える時期でもあります。そして意外に思われるかもしれませんが、子どもの溺れる事故のほとんどは「家のお風呂」で起きています。この記事では、医療系の仕事に携わるママの視点も交えて、0〜3歳の水の事故を防ぐために知っておきたいことをまとめました。
じつは「家のお風呂」がいちばん危ない
消費者庁の情報によると、医療機関に寄せられた14歳以下の子どもの溺水事故のうち、約7割以上が家庭での入浴中に起きていました。とくに0〜1歳の入浴中の事故が最も多いとされています。
「プールや川が危ない」というイメージが強いですが、実際にいちばん気をつけたいのは毎日入っている、あのお風呂なのです。
子どもは「静かに」溺れます
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映画のようにバシャバシャと音を立てて助けを呼ぶことは、ほとんどありません。子どもは声も出せず、静かに沈みます。「近くにいたのに気づかなかった」という事故が起きるのは、このためです。音がしないこと=安全ではないと覚えておいてください。
また、乳幼児はわずか10cm程度の水深でも溺れることがあると言われています。ほんの少しの水が残った浴槽やベビープールでも、油断はできません。
お風呂での事故を防ぐ5つのルール
1
入浴後は必ずお風呂の水を抜く。これがいちばん確実で、いちばん簡単な対策です。「残り湯を洗濯に使う」場合は、浴室のドアを必ず施錠してください。
2
自分が髪や体を洗うときは、子どもを浴槽から出す。目を離す時間をつくらないための鉄則です。
3
子どもは大人の後に入れて、先に出す。ひとりで浴室に残る時間をゼロにします。
4
子どもだけで入浴させない・浴室に入れない。浴室のドアは普段から閉め、必要ならベビーゲートやチャイルドロックを。
5
「浮き輪」を頼りにしない。とくに乳児用の首につける浮き輪は、死亡事故も報告されています。入浴を補助する便利グッズではありません。使う場合も、絶対に目を離さないでください。
プール・海・川での注意点
- 「見ているつもり」をやめる。スマホを見る・写真を撮る・おしゃべりする——その数十秒が危険です。誰が見守るかを明確に決めましょう
- 大人が複数いるときこそ危ない。「誰かが見てるだろう」で監視の空白が生まれます。交代制で担当を決めるのがおすすめ
- 手の届く距離で。0〜3歳は「腕を伸ばせば届く範囲」が基本です
- 川は流れと深さが読めない。浅く見えても急に深くなります。ライフジャケットの着用を
お風呂以外にも、家の中の”水”に注意
意外な場所でも事故は起きます。次の場所は、水をためたままにしないのが基本です。
- 洗濯機…のぞき込んで転落する事故があります。フタは閉め、チャイルドロックを
- 洗面器・バケツ…水を張ったまま放置しない
- ベランダや庭のベビープール…遊び終わったらすぐ水を抜く
- トイレ…小さい子はフタを開けてのぞき込むことがあります
もしものときは
🚨
水から引き上げて反応がない・呼吸がおかしいときは、すぐに119番。あわてず、大声で助けを呼びながら通報してください。いったん元気に見えても、水を飲んだあとに具合が悪くなることがあります。ぐったりする・咳が続く・呼吸が苦しそうなときは、必ず受診を。迷ったら#8000へ。
まとめ:いちばんの対策は「水を残さない」
水の事故は、一瞬で起こります。でも裏を返せば、「お風呂の水を抜く」「目を離さない」というシンプルな習慣で、多くが防げるということでもあります。
この夏、水遊びを思いきり楽しむために。今日からできる対策を、ひとつずつ取り入れてみてくださいね。
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※本記事は一般的な情報をまとめたものです。緊急時は119番、判断に迷うときは子ども医療電話相談(#8000)へご相談ください。


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